マカイバリジャパン お問い合わせ サイトマップ インドと日本とつなぐ懸け橋プロジェクト
インド国際協力プロジェクト

 > トップページ
 > 懸け橋プロジェクトとは
 > 過去のプロジェクト一覧

 > 第7回白内障キャンプ
 > 第6回白内障キャンプ
 > 第5回白内障キャンプ
 > 第4回白内障キャンプ
 > 第3回白内障キャンプ
 > 日本での研修プロジェクト
 > 第2回白内障キャンプ
 > 第1回白内障キャンプ
 > 協賛企業
 > 2005年玉露プロジェクト
 > 2004年玉露プロジェクト
 > 2003年玉露プロジェクト
 > 福岡正信氏の茶園訪問
 > 2009年エコツアー
 > 2006年茶園ツアー
 > 2005年マハラジャツアー
 > 2004年エコツアー
 > 2001年スタディーツアー
 > フェアトレード<準備中>
 > 水プロジェクト
 > 雹嵐基金
 > グジャラート州大地震基金
 > 共に成長すること
 > Growing Together
 > 2005年 来日講演記録
 > 2009年 来日講演記録
 > 2014年 来日記録 new!
 > 2001年〜2011年<準備中>

 

インド駐在ブログ
ニューデリー駐在員から届く
インドの「今」

 

懸け橋プロジェクトトップ > 雹嵐基金

インド・ダージリンプロジェクト 雹嵐基金

マカイバリ茶園雹嵐基金のお礼とご報告  2002年8月1日

 2002年4月11日、ダージリン地方は雹嵐の災害に見舞われました。マカイバリ茶園も大きな被害に遭い、その年のセカンドフラッシュの出荷量は大幅に減ってしまったばかりか、茶木への被害、建物への被害など、さまざまな困難に立ち向かわなければなりませんでした。しかし、働いている人の命に関わる被害がなかったことは、不幸中の幸いでした。マカイバリジャパンでは、日本の皆様より義捐金を募り、マカイバリ茶園へ送金をいたしました。第1回目は、2002年7月4日にUS$2,000(約245,900円)を、そして第2回目は2002年7月30日にUS$2,000(245,000円)を送金致しましたことをご報告いたします。
*当時の換金レートで計算をしています。

  多くの皆様からの寄付、そして温かいメッセージ、心より感謝申し上げます。

マカイバリ茶園主S.K.バナジー氏(通称:ラジャさん)からの手紙

Dear Tigress and Cub,
  The entire Makaibari community are overjoyed for the generous contributions which is a ray of light during our darkest days.
 The caring has infused all of us with added zeal for excellence. We all thank you from our hearts and pray the TEA DEVA sweetens all Makaibari supporters lives. Rajah Banerjee on behalf of the MB Community.

《ラジャさん原文訳》
  たくさんの義捐金を頂きマカイバリのコミュニティーは喜びに溢れています。これは最悪の日々における一条の光りです。日本の皆様からのご配慮は、マカイバリの私たち全員に、これからも素晴らしい紅茶をつくる更なる熱意を起こさせました。心からお礼を申し上げます。紅茶の神様ティー・ディバが、マカイバリ紅茶愛飲家の皆様全員の健やかなる生活をお祈りしております。

マカイバリ茶園・コミュニティーを代表して ラジャ バナージー



  2002年7月7日 第1回送金後も次々に寄付金が日本全国から送られてきています。紅茶を買ってくださるお客様や愛読者の方々がこのように多額の寄付金を直ぐに送ってくださったことに私どもは言葉で表現できないほどの感動に浸っています。寄付をしてくださった方何人かの方からのご意見、メッセージが届いております。

・老い先短い私は美味しいマカイバリ紅茶を愛飲しながらの朝食が楽しみになり元気になりました。ラジャさんにはいつも感謝していましたので、気持ちばかりですが何かのお役にたてばとお送りいたしました。マカイバリ紅茶に出会えて長生きしてよかったと心より思っています。

・有機栽培農業を続けていくことは生産者にとって大変な努力と苦労がいります。特に天災などの被害に遭った生産者には寄付をして社会全体で支えていかなければなりません。

・20世紀は若い芸術家への寄付や支えが基本でしたが、21世紀は環境保護に世界中の団体が心や目を向け、寄付や支えをしています。マカイバリ茶園のような取り組みをしている生産者にはきっと、世界中から寄付が届けられていることでしょうし当然のことです。



 以上が寄付をして下さった方々の代表的なご意見でした。私どもは今回の寄付のお願いから貴重な勉強をさせていただきました。

 寄付を頂いた方にはラジャさんのお礼状と領収書と茶園に送金した外国送金依頼書のコピーをお送りしております。

 以下は雹嵐の被害についてラジャさんが私たちに送ってきたメールです。

タイガー夫人へ
2002年6月3日

《ラジャさん原文訳》 
  セカンドフラッシュの茶葉、GOFそしてDUSTのサンプルを既に受領されていると思います。雹嵐(ひょうあらし)の影響で SILVER TIPSの生産が遅れNO-2注文の紅茶を今出荷しようとしています。誠に申し訳ありません。しかしこれは不可抗力ですのでお許しください。
 被害は非常に甚大でした。ファースト・フラッシュの紅茶生産が殆ど駄目になりました。330軒以上の家屋は甚大な被害を受け、全て再建築しなければならないのです。30年の労力が僅か一時間半で全て無くなってしまうとは。損害額は200万ドルくらいで、この災害から復帰するのに、私達が一生懸命働いても4年以上かかるでしょう。でもこれが人生です。
 通常喉が乾いた時、実際にはそれ以上の乾きを感じるものです。今年3月に13cmの雨量があったので、予想以上の紅茶生産を期待していました。しかし4月11日、一時間以上にわたりテニスボールサイズの雹(ひょう)が降った時、その期待は挫(くじ)かれました。
 その後茶木は回復しており、セカンドフラッシュは素晴らしく育っています。しかしモンスーンの始まる前に少なくとも屋根だけでも作らなければなりません。5つの村が被害を受けましたが、2つの村は何とか被害を逃れました。

Dear Tigress,
  Trust you have received the second flush samples of leaf, GOF andDust. The Second order is being despatched now as the hail delayed the picking of Silver Tips. Sorry.about this ,but it was not in my hands. The damages have been very hard. We lost the First Flush almost entirely-moreover over 330 houses have been so badly damaged that it will all have to be rebuilt. Imagine losing 30 years of work in one and a half hours. The losses are in the region of $2 million and it will take us over four years very hard work to recover from this catastophe. That is life. It feels worse, as normally we are drought prone- and this year as we had 13 cm of rain in March- we had only witnessed a harvest beyond our expectation-only to be dashed on the 11th April- when we were lashed by tennis ball sized hail for over an hour.  The bushes are recovering and the second flush is fantastic- but I need to build the roofs at least before the monsoons set in. Five villages were hit-two were saved.

 

タイガー夫人へ
2002年6月5日 
   
《ラジャさん原文訳》 
  雹(ひょう)被害のあと、世界中のお客さんが援助を申し出てくれました。
 フランスのお客さんは、購入量を増やし、とても高い価格で購入してくれました。マカイバリジャパン ニューデリー代表の石井 吉浩氏(愛称:トヨタタイガー)は有機JASの検査費用を全額負担してくれました。
 環境保全者プリマ(茶園主の奥様の妹。アメリカの総代理店をしている)は、彼女のお客さんが出版している雑誌の中で雹(ひょう)被害の記事を書いてくれました。この雑誌はアメリカで多方面に渡って読まれている雑誌で、読者からの多大な支援があることを願っています。
 また、プリマは10,000ポンド(約200万円)の寄付を家の修復に出してくれると同時に、プリマのお客さんに寄付を募ることに力をいれてとりかかっています。
 このように私たちは挑戦に立ち向かっていくのに一人ではありません。コミュニティー全体はこれらの支援によって困難を克服し、それは紅茶にも影響を与えています。

 神に見放されたとしても、神は神秘的なやり方で手を差しのべてくれます。人間は今までこの神秘については敏感に気付くことはなかったのです。
 私たちは貴方たちトヨタタイガーとカブ(ニューデリー代表・石井 吉浩とマカイバリジャパンの石井道子と石井博子)が茶園来訪を延期されたのをとても残念に思います。皆貴方たちの茶園訪問を心より待っています。

 インドとパキスタンの政治におけるいがみ合いは速やかに解決するでしょう。そして私たちとあなた方が近いうちに愛の持続性ついて共有できることでしょう。

 私たちからたくさんの愛をカブとタイガー夫人に
(カブ:マカイバリジャパンの石井道子と石井博子。タイガー夫人:マカイバリジャパン代表・石井洋子)

ラジャ・バナジー

Dear Tigress, 

  You will be pleased to learn that most buyers have offered help in different ways. My french buyer--has increased his order at a much higher price. Toyota Tiger has waived the Jass inspection charges. Eco Prima haspublished an article in a client's magzine-which has extensive readers on sustainability in the US and we hope there will be great support from readers.Prima- has activated all her clients to pitch in and help-as well as sending 10000 pounds towards house building.  So we are not alone in facing the challenges ahead. The entire community is overcome by all this support and is reflected in the teas. What GOd taketh away he returns in mysterious ways. Humans just don't have the sensitivity to see these miracles.  We are very sad you have deferred your visit. All of us were looking forward to having you with us . Hopefully the politics of hate will be resolved between India and Pakistan swiftly and you can be with us to share the politics of LOVE-sustainability. Heaps of love from all of us to cub and Tigress.                     rajah banerjee.

 


マカイバリ茶園アジア・日本総代理店 有限会社マカイバリジャパン
〒165-0025 東京都中野区沼袋4-38-2
TEL: 03-5942-8210 / FAX: 03-5942-8211 / E-mail: tea@makaibari.co.jp

Copyright (C) 2017 Makaibari Japan Ltd. All Rights Reserved.