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米谷先生からのメッセージ

すでに2ヶ月以上が経過し、白内障キャンプの総括など今更と思われる人もいるかも知れません。いや、それが大概の意見でしょう。しかし、今回の白内障キャンプでのもろもろの事々を、私自身の中で消化するのに時間と覚悟が必要であった、と理解していただきたいのです。その理由を披瀝することは、自分の恥をさらすことにもなりかねないので少々冷や冷やものではありますが、敢えて第二回白内障キャンプの総括として記すことにします。

第一回白内障キャンプは、自分で云うのも憚るのですが、我ながら用意周到に事が進み、ラジャさんやマカイバリジャパンの皆様とのチームワークも良く成功裡に終わったことはご報告の通りです。

プロジェクトの当初の目的は、「インドに行く。行ってレベルの高い白内障手術を無償でする」であり、それ以上でも以下でも無かったのです。ですから、良い結果を示すことにのみ集中し、それ以外の事には全く関心が払われることはなかったのです。しかし、これは余りに狭量な見識に基づいたものであったことに、今回気付くことになります。

前回訪問時には、国立クルセオン病院には3人の眼科医が勤務していました。彼らの眼科医としての知識、経験は相当なものです。日本での医療機器のレベルから比べると劣悪とも云える診療環境ではあっても、しっかりと勉強をしていることが良く判りました。診療設備の貧弱さと、彼らの臨床医としての実力が見事に乖離していることに驚きを覚えました。彼らの医師としてのプライドの高さが、そうさせるのだと理解しています。日本で失われつつあるものを感じ、少し嬉しく思いました。

プロジェクトの立案・遂行に当たって、決して彼らを無視していたわけではありません。しかし、彼らの協力を当てにはしていましたが、積極的な関与までは期待はしていませんでした。これは、先に述べた単純な目的意識と、無意識であっても、彼らの出来ない手術を紹介するということに傲慢になっていたためかも知れません。彼らに、大した関心を持っていなかったということはそういうことではなかったかと反省しています。

今回の白内障キャンプでは、準備段階から大きな不安を抱いていました。慣れによる集中力の欠如が最も恐れるものですが、これについては、絶えず自らを戒め、そのようなことのないように注意をしていました。病院に残してきた手術装置についても心配で、病院長にも直接連絡を取り、チェックをお願いしました。それだけしても、なお拭えない不安があったのです。

不安が、現実のものとして形をあらわしたのが手術当日でした。白内障の超音波装置がうまく作動しないのです。もっとも、当初から心配していたことではあったので、私自身は混乱することはありませんでした。大きなトラブルの割には冷静に対応が出来、最後は体力勝負になりましたが予定の手術を全て無事に終わらせることが出来ました。このトラブルに見舞われた第二回白内障キャンプの成功の背景には、病院側の医師、そしてスタッフ全員が、私の判断に全てを委ね、全く動揺することがなく協力してくれたことが大きな要因として挙げられます。

第一回白内障キャンプは自己完結的な満足感を残しましたが、今回は、大きな信頼と、投じた石により波紋が広がっていることを実感したキャンプであると総括されます。

この波紋の一つに技術移転の問題があります。

この一年、病院側は寄贈された医療器械の有効利用を考え、現地ドクターに超音波白内障手術をさせようと計画していました。これは当然のことです。しかし、白内障プロジェクトとは本来関係のないことです。病院長も手術研修を独自に受けさせると云っていたのです。ところが、1年経って病院の様子が変わっていました。彼らは、明らかに私からの技術移転を希望するようになっていたのです。白内障キャンプを始める前に、若いインドドクターに手術を教えるように頼まれました。予定された手術日の翌日、彼らのために白内障手術を予定してあるというのです。技術を教えることの難しさは日頃感じていることです。しかも、プライドの人一倍高いインド人相手です。当初の思惑とは異なる展開であり、難題を抱えることになりました。

無償で医療をサービスするという当初の素朴な目的は、それだけでは済まされないことを第二回目にして早くも痛感することになりました。淡々と同じ事を繰り返すことをイメージして始めたプロジェクトですが、そこに至るには遠い道のりのあることに今更ながら気付いた自らの不明を思い知った次第です。  

そのようなわけで、第3回目のキャンプは見直しをする必要が生じました。どうして良いのか具体的な案はまだありません。もう一歩を踏み出せば、地元との関わりが深くなる一方で、さらなる責任も生じてきます。あらたな医療機器購入やプロジェクト拡大のために、資金も必要となります。

さあ、どうする。



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