ニューデリー駐在員から届く インドの「今」
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2007年11月以降、ダージリンの政情不安によって延期されていたダージリン白内障キャンプですが、2011年3月28日、ついに再開できることとなりました。 マハラジャの手術をダージリンへ 「手術の機会に恵まれなかったダージリンの方にマハラジャ(最高級)の手術を」をコンセプトに、 埼玉医科大学眼科学教室主任教授の米谷 新(よねや・しん)先生をはじめ、14社の企業の方々、ダージリン・カーシオン国立病院のスタッフの方々、そしてマカイバリ茶園のファンでいらっしゃる皆様方のお力添えをお借りしながら、現在までに130人の方に手術を提供することができました。 マカイバリ茶園、マカイバリジャパンスタッフ一同、心より感謝申し上げます。
回を重ねるごとに、白内障キャンプの内容は、より充実したものとなっています。第1回目から参加し、協賛企業のアルコン社様のご好意により日本で研修を受けた、カーシオン国立病院眼科のゴッシュ先生は、米谷先生から教えて頂いた技術を、今ではダージリンの人々へ還元できるまでになりました。協賛企業の皆様から贈られた手術機器、機材は、白内障キャンプが行われる数日間だけでなく、一年を通して、ダージリンの人々のために活用されているのです。 現地からの情報によりますと、今年も30人前後の患者さんが米谷先生を待っていらっしゃいます。米谷先生とマカイバリジャパンスタッフ2名は、3月27日にダージリンに到着致します。今年も無事に成功できるよう、全力を尽くして参ります。
国立カーシオン病院 白内障キャンプが行われる「国立カーシオン病院」は、カーシオン(Kurseong)の街の中心部に位置します。ダージリン地方にはいくつかの政府系病院がありますが、すべての病院が眼科の施設を持っているわけではありません。そのため、眼科の診察・手術を行う国立カーシオン病院には、遠方からも眼科の手術を受けにくる患者さんが大勢います。
カーシオンの街はこんなところ カーシオン(Kurseong)の街は、マカイバリ茶園から車で5分ほど、ダージリンからは車で2時間ほどの距離にある、紅茶農園が多く点在する街。天気の良い日には、世界第三の霊峰「カンチェンジュンガ」を見ることができます。ユネスコ世界文化遺産に認定されているトイトレインの駅もあり、人や車が盛んに行き交う繁華街には、トイトレインの線路が敷かれています。 トイトレインが運行するのは、カーシオンとダージリン区間で一日2往復だけ。ほとんどの人が、ダージリンへは乗り合いタクシーを利用します。山間部にあるこの街は道幅が狭いため、トイトレインが運行しない時間帯、人々は線路に露店を開いたり、歩道として活用しています。
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