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インド駐在ブログ
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玉露指導 4

いよいよ玉露造り

 2004年3月16日(水)京田辺市からダージリン・マカイバリ茶園への手もみ玉露指導第一歩の日です。朝8時に朝食。ラジャさんの冗談と楽しい話題で和やかにスタート。

 ラジャさんの自宅から玉露指導の行われる工場へ。まずはガネーシャ像の前でパンディット(僧侶)さんのお祈りとコミュニティーの方々からの歓迎儀式が行われました。

 工場に入るとマネージャーのゴッシュさん、玉露プロジェクトのリーダーのデブさん、そして訓練生4人が焙炉台の前で待機していました。他に20人前後のコミュニティーの人たちがいました。

山下壽一氏玉露造りのスタートにあたって山下さんが挨拶と説明をしています

 朝6時半から茶摘みされた茶葉が届き、いよいよ山下さんの指導のもと玉露指導の開始です。「成功せにゃ、わしゃ帰れん。」と山下さんがつぶやかれました。自然に行動されていた山下さんに決意と気合が入っていることを実感した一瞬でした。


 まず、昨夜最後まで山下さんのOKの出なかった蒸しの工程。電気が入りました。湯気が出てきました。6Kgの茶葉を広げて甥の田宮さんが傍で助けをしています。「いかん!」と山下さん一言。茶葉を器械にいれましたが、温度が100度にならないことと下に水分がたまってきていることが敗因です。しかし6Kgそのまま最後まで蒸して、焙炉台にもっていきました。

蒸しの工程蒸しの工程
回転する器械を固定しています。「いかん!」と山下さん

 山下さんがラジャさんに、「午後1時半頃に再度6Kgの茶葉がほしい。今日は2回造るので、終了時刻は夜の9時頃になるが、問題ないか?」と尋ねてきました。ラジャさんは「全く問題なし。全てグルの言うとおりにする。」ということで茶摘みの指令が出ました。

  次に山下さんは、「家庭用でよいからなるべく大きい蒸し器がほしい。器械ではうまくいかない」と。ラジャさんがコミュニティーの人たちと相談をしています。近隣の人が大きな家庭用の蒸し器を持っているとのことで、その人の家に使いを行かせて蒸し器を借りてくるように指示を出しました。ティベット料理に「モモ」という餃子や蒸饅頭によく似た料理があるので、どの家庭でも蒸し器を持っています。しかし山下さんの希望はできるだけ大きいのをです。誰の家の蒸し器が一番大きいか?と情報を出し合って・・・。午後1時半までに工場に家庭用「モモ」大サイズ蒸し器が届きました。


露切り露切り
 葉と葉が重ならないように敏速かつ平均的に行います。4人の訓練生も山下さんや杉田さんの様子を見ながら器用にこなしています。
(4人の訓練生も一緒に露切り)




横まくり(回転揉み)約1時間半続けます。
 杉田さんは汗だくになりながら頼もしい手つきです。訓練生も器用にこなしています。山下さんが訓練生をみながら「あの子は茶の心がわかっている。初めてにしてはうますぎる。よくできる。」等と時々批評がはいります。外野はマカイバリ紅茶を飲んだり、山下さんは工場の外に出てタバコを吸ったり、皆でおしゃべりをしたりと京田辺の時のような楽しいひとときです。


玉とき
 約5分。場所をうつして皆で、横まくりの時にできた塊を解きます。玉ときをしている間に山下さんが焙炉の焙炉面をきれいに掃除をしています。次の操作の準備です。



でんぐりでんぐり
 形を整えながら茶の香味をよくするために手を交互にして揉みます。









板ずり板ずり
 約60分。形状を丸く伸ばし、色沢、香気をよくするための最終操作。






乾燥
 約40分。

手もみ玉露出来上がりです。

形はまさに玉露。綺麗です。感激です。第1回目の記念すべき玉露は、少し色が紅茶に近くなっています。しかしマカイバリ茶園第一号の玉露です。そっと触ったり、口に含んだりと皆、自分なりの感激の動作をしています。






出来上がり!

 ここまでで朝9時からスタートして午後2時近くになっていました。山下さんは、すぐに第2回目玉露造りの準備にはいりました。今朝、山下さんが頼んでおいた茶葉6Kgと家庭用蒸し器が届いて準備されています。

 


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