マカイバリ茶園訪問!
いよいよ、マカイバリ茶園エコツアーのハイライト、マカイバリ茶園訪問の日になりました。私たちが宿泊しているツーリストロッジに、マカイバリ茶園のティーマスター、ゴッシュさんが出迎えに来てくれました。ゴッシュさんは、マカイバリ茶園の茶葉の品質を管理する最高責任者の方です。
私たちの宿があるクルセオンの街から、車で約10分ほど行くと、マカイバリ茶園の敷地に入ります。急に道の両脇には木がうっそうと茂りだし、緑の香りが深まります。きっと、マカイバリ茶園の敷地を示す立て札などなくても、そして今までマカイバリ茶園に足を運んだことがない人でも、周りの景色が一変したことに気がつかない人はいないのではないでしょうか。
クルセオンの丘の上から望むマカイバリ茶園の製造工場
マカイバリ茶園の土作り
茶園に到着すると、私たちはラジャさんが毎朝お祈りしている祭壇の前で、ネパール式の歓迎を受けました。そして、製造工場、バイオダイナミック農法で使う調合材の部屋を見学しました。
約150年かけて確立したマカイバリ茶園独自の製造方法や、他の茶園に先駆けて30年以上も前から始めたバイオダイナミック農法について、茶園主ラジャさんが分かりやすく丁寧に教えてくれました。土作りの根本となる、バイオダイナミック農法の調合材作りでは、ラジャさんがマカイバリ茶園に適応するインド原産のハーブを独自に取り入れた時の苦労話や、ラジャさんが考える調合材の役割など、シュタイナーの本に書かれている以上に、ラジャさんが茶作りを通して生み出した、マカイバリ茶園のバイオダイナミック農法を知ることができました。(バイオダイナミック農法について>>>)
ふかふかの茶畑を歩く
次に私たちは実際に茶畑を歩きました。ちょうど秋摘みを行っている最中で、眩しいほどに新芽がたくさん芽吹いています。2004年は天候に恵まれたせいか、この時期でも生き生きとした新芽が芽吹いているのだそうです。土は柔らかく、掘り起こしてみると適度に湿気があり、茶木の根はしっかりと大地に根付いています。
雲ひとつない青空の下、耳を澄ましてみると、遠くに流れる滝の音、虫や鳥たちの声が聞こえてきます。大きく深呼吸をしてみると、深い緑の香りがゆっくりと体内を循環していきました。
自然との調和を大切にするマカイバリ
マカイバリ茶園では、敷地の3分の1を茶畑に、残りの3分の2が原生林のまま残されています。私たちが今立っているこの茶畑を覆い包む森の中には、WWFに登録されている2頭のトラをはじめ、シカやキツネや数百種類もの鳥たち、そして無数の虫たちが生息しているそうです。
森に住む彼らも、そして今この茶畑に立っている私たちも、同じ空気を吸い、同じ音を聞き、同じ時間を生きている。
マカイバリ茶園だからこそ、人間と自然との共存・共生が実現できているのかもしれません。
約700人のコミュニティーとその家族と共に、この大自然を守りながら茶園経営を行うラジャさん夫妻。改めてお2人の偉大さを感じた瞬間でした。 マカイバリ茶園編2へ>>>
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