マカイバリジャパン お問い合わせ サイトマップ インドと日本とつなぐ懸け橋プロジェクト
インド国際協力プロジェクト

 > トップページ
 > 懸け橋プロジェクトとは
 > 過去のプロジェクト一覧

 > 第7回白内障キャンプ
 > 第6回白内障キャンプ
 > 第5回白内障キャンプ
 > 第4回白内障キャンプ
 > 第3回白内障キャンプ
 > 日本での研修プロジェクト
 > 第2回白内障キャンプ
 > 第1回白内障キャンプ
 > 協賛企業
 > 2005年玉露プロジェクト
 > 2004年玉露プロジェクト
 > 2003年玉露プロジェクト
 > 福岡正信氏の茶園訪問
 > 2009年エコツアー
 > 2006年茶園ツアー
 > 2005年マハラジャツアー
 > 2004年エコツアー
 > 2001年スタディーツアー
 > フェアトレード<準備中>
 > 水プロジェクト
 > 雹嵐基金
 > グジャラート州大地震基金
 > 共に成長すること
 > Growing Together
 > 2005年 来日講演記録
 > 2009年 来日講演記録
 > 2014年 来日記録 new!
 > 2001年〜2011年<準備中>

 

インド駐在ブログ
ニューデリー駐在員から届く
インドの「今」

 

白内障キャンプ現地レポート5   
開会式と手術1日目
2003年12月29日

                             
 手術第1日目が始まりました。米谷先生、ラジャさん、マカイバリジャパンスタッフ一同が車に乗り、国立クルセオン病院へ出発しました。 マカイバリ茶園から病院までは、車で10分ほどです。クルセオンは、ユネスコの世界遺産になっているトイ・トレインの駅がある、人口10万人ほどの街です。 病院に着くと、病院長のDr.シャルマと、ダージリン地方の衛生局長の出迎えを受け、その後すぐに、今回手術を希望して病院に集った20人の中から15人を選ぶため、入院している患者 さんの診察を行いました。患者さんのほとんどが、進行した白内障であったようです。
 
白内障キャンプ日本から持参した携帯診察器具で患者さんを診察します。
ほとんどの患者さんが、黒目が白く濁っているほどの重症の白内障でした。








盛大な開会式
  その後、プージャとプレスカンファランスが開催されました。 プージャとは、インドの開会式で必ず行われる、お祈りの儀式です。ダージリンではネパール式のプージャが行われ、ランプに火を灯し、首にスカーフをかけてもらいます。ランプに火を灯す人は、その儀式の中で最も重要な人です。今回は米谷先生がランプに火を灯されました。

プージャ 白内障キャンプ開会式
開会式には政府の有力者、メディア、国立クルセオン病院長のDr.シャルマ、病院スタッフが参加しました。  
  その後、米谷先生が英語でスピーチをされ、続いて病院長をはじめ、クルセオン地区の政府の有力者の人たちの挨拶がありました。病院長のDr.シャルマからは、米谷先生が高価な手術の器械を寄付してくださったこと、マハラジャ(最高級)の技術を提供してくださること、そして何よりも米谷先生ご自身がクルセオンに赴き手術をしてくださることへの感謝のスピーチがありました。

  特に超音波白内障装置は、インド全体で極わずかの民間の病院にしかなく、政府の病院では一台もないのが現状です。米谷先生が寄付してくださった超音波白内障装置が、イ ンドの政府の病院で第一号の超音波白内障装置になります。
 
  今後、国立クルセオン病院では、インドのハイデラバードにある 医療研修施設に医師を送り、超音波技術の研修を受けさせるとのことでした。 プージャが終り、プレスカンファランスが行われました。そして、第一日目の手術が始まりました。


突然のトラブル発生
 午後から手術が始まる予定でしたが、まず最初に大きなトラブルが起きました。なんと、昨日チェックしたはずの手術用顕微鏡がすでに壊れていたのです。そのため、すでに患者さんは 手術台の上にいたのですが、いったん帰されるというハプニングがありました。米谷先生が顕微鏡を1時間かけてなおし、やっと手術が始まりました。結局この日は、7人の患者さんを手術しました。

白内障手術 手術器械の修理、手術の器材準備、患者さんの消毒、そして手術。日本では他のスタッフがしてくれることも、ここでは米谷先生が1人で行い、現地のスタッフに指導をします。

  インド政府系病院で第1号となる、眼科超音波装置と日本から持ち込んだ高価な顕微鏡です。手術が始まると、眼科のスタッフが米谷先生の手術を一目見ようと集まってきました。

写真中央の現地のドクターは、補助レンズを通して米谷先生の手術を見ています。

 手術が始まる前、患者さんたちは緊張した様子でしたが、手術が終ると「ありがとう。」と米谷先生にお礼を言って、嬉しそう に帰っていくのを見て、この白内障キャンプの意義を感じ取ることができました。

  米谷先生によれば、日本では白内障がひどく進行する前に手術が行われているので、超音波を使っての白内障吸引は比較的容易なのだそうです。しかし、今日手術を行った患者さんの水晶体は、 みな石のように硬くなっていたとのことでした。そのためか、予定されていた時間をオーバーして一日の予定を終了しました。  

  私も手術に立ち会ったのですが、手術をする前は白く濁っていた 瞳が、手術の後には黒く透き通ってきれいになったのが良く分かり、 感動しました。 手術開始の最初に大きなハプニングがあり(この類のことはイ ンドでは良くあることなのですが)、また、慣れない環境のなかで 戸惑いながら何とか無事に第1日目を終了することができました。   

 

*************************************************************************
現地レポート1
霧の濃いニューデリーに到着しました。ニューデリーのクリスマスの様子など。

現地レポート2
マカイバリ茶園に到着。今日からラジャさんが子どもの頃に使っていた部屋に泊まります。


現地レポート3
マカイバリ茶園の仲間たち。ラジャさん夫妻とのクリスマス。白内障器材が病院に到着。 


現地レポート4
米谷先生がマカイバリ茶園に到着。プージャの後、器械のセットアップ。


現地レポート5
開会式、プレスカンファレンスのあと、手術第1日目が始まりました。


現地レポート6
手術2日目。合計で16人の患者さんに白内障手術を行いました。


現地レポート7
手術の他に20人の患者さんを診察し、無事に白内障キャンプの最初の幕が降ろされました。

白内障キャンプを終えて: 米谷先生からのメッセージです。


マカイバリ茶園アジア・日本総代理店 有限会社マカイバリジャパン
〒165-0025 東京都中野区沼袋4-38-2
TEL: 03-5942-8210 / FAX: 03-5942-8211 / E-mail: tea@makaibari.co.jp

Copyright (C) 2017 Makaibari Japan Ltd. All Rights Reserved.